尋常性乾癬とは
乾癬とは、皮膚が赤くなって盛り上がり、その上に白く厚い垢が付着し、その一部がポロポロとはがれ落ちる病気です。 特に頭部や関節など、皮膚がよく擦れる箇所に発症しますが、全身や爪のみに発症することもあるので注意が必要です。
尋常性乾癬の特徴は下記のようなものがあります。
- にきびのようなブツブツが特定の箇所に出現し、肌が赤くなる。
- 皮膚が硬くなり、盛り上がる。
- 銀白色のフケのようなものがポロポロとはがれ落ちる。
- 入浴やアルコールなどの刺激を受けた時に、痒みが強くなる。
- 肌がカサカサ、ゴワゴワしてくる。
尋常性乾癬の原因
尋常性乾癬の原因は、まだ完全に明らかにはなっていませんが、遺伝による体質というような要因と、感染症や精神的ストレス・薬剤などの外部的な要因が加わることで発症されると考えられています。また、糖尿病や脂質異常症、肥満なども関係していると言われています。
乾癬になりやすい体質は遺伝すると言われていますが、100%遺伝するわけではなく、また、遺伝したとしても発症する可能性は低いと言われています。 過度に心配する必要はありません。
- 乾癬は感染する病気ではありません。
- 「かんせん」という疾患名から感染する疾患だと誤解されることが多くありますが、他の人に感染する疾患ではありません。同じ湯舟やプールに入ることも可能です。
当院の尋常性乾癬の専門治療
当院の尋常性乾癬の治療は最新鋭の紫外線照射器UV-7002(Waldmann社)を設置し、現時点で最も効果のある光線療法を行います。 また、重度の乾癬の患者様には生物学的製剤による治療も行います。当院は日本皮膚科学会より重症の乾癬に対する「生物学的製剤使用承認施設」として認定されました。