12/16(金)は乾癬のWebセミナーで座長を務めました。USBジャパン主催の「The Psoroasis Seminar~皮膚と関節を考える~」で大阪大学講師　石塚洋典先生のご講演「皮膚科医から見る、乾癬の病態と治療」の座長を致しました。

　基礎免疫学から臨床データまで幅広く乾癬の病態と治療についてご説明頂き、たいへん有意義な講演でありました。石塚先生は2020年に筑波大学から阪大皮膚科に異動されてこられましたが、＜今度筑波からすごいできる先生がくるらしい＞という噂を聞いていました。その噂に違わぬご講演でした。当院木曜日担当の渡辺玲准教授のもと研究に励まれている先生です。

　このセミナーは皮膚科側、整形外科側からの講演を１題ずつ頂くという企画でしたが、整形外科側は日本生命病院整形外科副部長の辻成佳先生のご講演でした。辻先生は乾癬の関節病変をみてくれる整形外科医がたいへん少なかった時代から日生病院皮膚科で東山部長のもと積極的に乾癬を診療されてこられた乾癬の関節病変診療の第一人者です。わたしが阪大皮膚科にいた頃＜日生病院には乾癬外来を一緒に診てくれる整形外科の先生がいるらしい＞という話を聞き、＜なんとえらい先生がいるんだ＞と感心したのを覚えています。座長は井上病院佐藤宗彦副院長でした。佐藤先生は阪大の同級生で久しぶりに旧交を温めた次第です。

　時間の都合で診療は30分ほど早く切り上げさせて頂きました。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。