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日本アレルギー学会雑誌「アレルギー」から
今月号の日本アレルギー学会雑誌「アレルギー」では「専門医のためのアレルギー学講座」として
磐田市立総合病院皮膚科の橋爪秀夫先生が薬疹について最新のレビューを書かれてます(アレルギー 70:1-8, 2021)。従来信じられてきた薬剤のハプテン説は現在ではpharmacological interation (p-i) conceptに取って代わられたとのこと。薬剤がHLAやT cell receptorに緩やかに結合してT細胞を活性化することによるメカニズムが想定されています。薬疹の病理組織ではGVH反応がしばしばみられますが、これも薬剤がHLAに結合することで非自己として認識することで説明できるそうです。
またIV型アレルギーも従来の接触皮膚炎を起こすIVa型、IL-5,4/13を産生するTh2によりDIHSや中毒疹型薬疹を生じるIVb型、細胞障害型CD8細胞を主体としSJS/TENを生じるIVc型、IL-8を産生するTh17がAGEPを生じるIVd型と分類されています。
薬疹も働くリンパ球の種類や産生されるサイトカインの種類によって各々の病型が説明できるようになっています。