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第460回日本皮膚科学会大阪地方会 和歌山県立医科大学 古川福実 皮膚科教授退職記念地方会
さる3/11-12は和歌山市で第460回日本皮膚科学会大阪地方会 和歌山県立医科大学 古川福実 皮膚科教授退職記念地方会が行われ、「Centrifugal lipodystrophy of the scalpに対するミノキシジルローションの効果」という演題を発表してきました。古川先生は毎年1回和歌山市で日本皮膚科学会大阪地方会を主催されていましたが、わたしはある年から毎回演題を提出し発表参加していました。
大阪でも同時開催されているのに、なんで毎回わざわざ大阪から演題を出しに行ってるのか?不思議に思われていた大阪地方会員の先生方もおられたかもしれません。
話は2006年にさかのぼります。大阪大学片山一朗教授主催の皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会総会が淡路島で行われ、わたしはその学会の事務局長を務めていました。このような学会では主催の会長がご自分の研究について講演を行うのですが、その座長を古川先生にお願いしていました(正確には、お願いしていたつもりでした。)
当日の朝、古川先生が学会プログラムをご覧になられながら「この会長講演の座長ってぼくなの?」とおっしゃるので、びっくりしました。学会事務を委託した会社の手違いで古川先生に連絡が届いていなかったのです。いくら委託会社の手違いとは言え、これは事務局長であるわたしの責任です。
普通なら「聞いてないから、やらない」とか、「人を馬鹿にしてんのか、帰る」とか言われても文句は言えないところ、古川先生は「あっ、そうなの、じゃあやるわ。」と二つ返事でOKを下さりました。学会当日の依頼承諾です。たいへん失礼なことでしたが、全くいやな顔もされず座長をお務め頂きました。
事務局長として本当に感謝!感謝!助かりました(泣)!
それ以降毎年和歌山で行われる大阪地方会には必ず演題を出して発表しに参ることに決めました。
このたび古川先生がご退官になられるので、先生ご主催の和歌山大阪地方会は最後となりました。このような記念の学会で演題を発表できたことは本当にうれしく、ありがたいことでした。
改めて古川先生に頂きました長らくのご指導に感謝するとともに、古川先生と和歌山医科大学皮膚科学教室の今後のご発展をお祈り致します。