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医学雑誌「アレルギー」から
日本アレルギー学会雑誌「アレルギー」から興味深い論文の要点を記載してみたいと思います。
「制御性T細胞と免疫寛容」中島ら
制御性T細胞もFoxp3など転写因子の発現からサブタイプに分類されるようになったようです。
その機能不全とアレルギー発症の関係は今後も研究が待たれます。
「食物アレルギー診療ガイドライン2016(2018年改訂版)」西本
原因食物でも食べられる範囲までは食べられる、という考え方が新しいとのことです。
これは症例ごとに違ってきますね。
「Pork-cat syndrome」緒方
猫アルブミンFeld2に感作されることで豚、牛、羊などにも交叉反応が出ることがあるそうです。
「IgG4抗体」松岡
IgG4関連疾患で知られるIgG4はIgEのブロッキング抗体として働くとのこと。疾患との関連を考えるとどうなるのでしょうね。
「遅発型アナフィラキシー」猪又
納豆など発酵食品ではアナフィラキシーが出現するのが遅れます。5-14時間後とのことです。
いずれも勉強になる論文です。